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0年0月

第九を演奏しよう。第3楽章はカンタービレ!!

Adagio molto e cantabile という指定があります。 直訳すると、とてもゆっくりと、歌うように。 のだめカンタービレで有名になった「カンタービレ」です。 この曲はいわゆる緩徐楽章です。 木管楽器の導入部から、静かな田園風景、又はドイツの大河の水面の揺らめきを連想させます。 弦楽器が第1主題を奏でると、この曲の全体の印象が静寂にあると理解できます。 その後、第1ヴァイオリンではな […]

第九を演奏しよう。第2楽章はスケルツォ!

スケルツォという形式の楽曲です。 スケルツォとはイタリア語で、英語ではjoke(冗談)のことです。 と言っても別に笑わせようという意図はまったくなく、軽快で洒脱な印象の構成で、テンポも早く演奏されます。三拍子ですが、早い三拍子なのでむしろ一拍子のように聞こえます。 ベートーヴェンはこの主題をラ→(1オクターブ下の)ララ、レ→(1オクターブ下の)レレという旋律で表現しています。 この主題が提示される […]

第九を演奏しよう。第1楽章は6連譜から。

ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第九番「合唱付き」のお話をしばらくしたいと思います。 今日は第1楽章について。 第九といえば最終楽章の圧倒的な勝利感が感動を呼びます。 第3楽章の静謐で瞑想的な旋律も、その後に4楽章があることを想定した上で成り立っているのでしょう。 しかし、ベートヴェンの最後の交響曲は、第1楽章からしっかり聴きましょう。 冒頭は通奏低音の6連譜で始まります。知らないか […]

第九を演奏する。

チェロを10歳から弾いていて、そしてチェロ奏者としてオーケストラ活動をしていて、これまでに感動した楽曲はたくさんありましたし、これからもそうでしょうが、現時点でベストは第九です。 もちろんベートーベンの交響曲第9番合唱付きのことです。 交響曲という形式を確立したのはハイドンとモーツアルトですが、それを昇華したのは紛れもなくベートーベンです。 その後のシューベルト、ブラームス、シューマン、メンデルス […]

ヴィヴァルディ「四季」を演奏する。

ヴィヴァルディの四季は、なぜあんなに軽快で歓びに満ち溢れているのでしょう。 多分知らない人はいないくらいの有名な楽曲ですけれど、特に春のテーマは生まれて初めて聴く人でも、どこかで聴いたことがあると思えるようなしっくりと腑に落ちる主題です。 私は子どもの頃から、この曲は何回も演奏しました。 チェロの場合、この時代はまだ通奏低音といって、ベース部分を支える役割が多く、はっきり言って退屈です。 退屈だと […]