リコーダでバッハを聴く


Silent Tone Record/バッハ:無伴奏チェロ組曲1番,2番,3番/フランス・ブリュッヘン/独ELECTROLA:1C 065-81833/クラシックLP専門店サイレント・トーン・レコード

バッハの無伴奏チェロ組曲は、チェロ弾きなら何度も何度も練習してきた曲です。そして常に最善からほど遠い演奏しかできない楽曲です。

たまに、チェロ以外の楽器でこの曲を演奏した録音を聴いてみます。

特にいいと思うのはリコーダによる演奏です。

リコーダの持つ素朴な音色が、この楽曲にとてもふさわしく思います。

たぶん息継ぎがたいへんなんだろうなと推測しますが、ブリュッヘンはそんな苦労は微塵も感じさせません。

チェロで練習するときは、スラーでできるだけつなげて演奏する方法と、すべての音で弓を返して、つまり1音1音を細切れにして演奏する練習を、それぞれ行います。

最終的には楽譜の校正者の書いたボウイングを参考にすることになりますが、やはり大切なことは、バッハの書いた音楽をどれだけ忠実に再現できるかに尽きるように思います。

楽器の演奏は、基本は自分で歌唱してみることなのでしょう。

リコーダの演奏を聴くことで、チェロの演奏に参考になることは、もっと広まってよいと思います。