- 2022年6月1日
- 2024年6月5日
ドヴォルザーク交響曲第8番を演奏する。
ドヴォルザークの交響曲で、最もボヘミアの風情が感じられるのは8番です。 特に第3楽章のワルツは、切ない旋律がチェコの大自然の郷愁を感じさせます。主旋律の美しさと対比するように副旋律が動く様は、ブルタヴァ(モルダウ)の滔々とした流れが風に吹かれてうねるようです。 チェロ奏者は、第3楽章は暇です。美しい楽曲の構想を楽しみながら、粛々と伴奏します。 チェロの旋律が美しいのは1楽章と4楽章の冒頭です。一般 […]
ドヴォルザークの交響曲で、最もボヘミアの風情が感じられるのは8番です。 特に第3楽章のワルツは、切ない旋律がチェコの大自然の郷愁を感じさせます。主旋律の美しさと対比するように副旋律が動く様は、ブルタヴァ(モルダウ)の滔々とした流れが風に吹かれてうねるようです。 チェロ奏者は、第3楽章は暇です。美しい楽曲の構想を楽しみながら、粛々と伴奏します。 チェロの旋律が美しいのは1楽章と4楽章の冒頭です。一般 […]
皆様それぞれにfavoriteな演奏はあることでしょう。 私の favorite cello duoを紹介します。 スイス生まれの兄弟、トーマス&パトリック・ディメンガです。 演奏しているのはバリエールの2本のチェロのためのソナタ第10番です。 この曲は一見簡単なようですが、実は彼らの演奏のように軽快な中に旋律の美しさを伝えるのは難しいのです。チェロという楽器の特色をとてもよく伝えています。下手な […]
初心者にもわかるチェロの独習方法です。 まずはチェロを買いましょう。 ①大学生でオーケストラ活動をする方 ②主婦(主夫)又は社会人で時間はあまり取れそうにないけれど長く続けたい方 ③リタイアした方でそれなりの予算があるけれど、そもそも演奏できるか自信がない方 この3とおりに分けてお話しします。 大学生がチェロを習うなら 音大生以外の大学生の場合は、迷うことなくまずチェロの演奏技術を教えてくださるプ […]
チェロを習い始めたのは10歳です。それ以来、長い中断もなくずっと演奏してきました。暖かみのある音色に、演奏している自分自身が癒されます。 今ではコンチェルトも演奏します。最初に演奏したのはハイドンのCメイジャーでした。第二楽章の旋律は、なんだか亡くなってしまった肉親を懐かしく思い出しているようで、全身が音楽に溶け込んでいくようでした。 ドヴォジャーク(ドボルザーク)はもっとも有名なコンチェルトです […]
マックス・ブルッフはドイツの作曲家です。 この曲はユダヤ教の旋律が採用されていますが、ブルッフ自身はプロテスタントです。 最初はニ短調の暗い印象で始まります。 チェロの1番弦の第一ポジションの4の指(小指)の位置に当たるD(レ)の音から始まります。と言っても普通は2の指(中指)で音を出しますけれど。 ポジショニング、つまり指使いとしては非常に単純なので、初心者でも演奏はできます。 ですから、案外こ […]