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  • 2019年12月8日
  • 2019年12月8日

IN COLD BLOOD (冷血)を読む

背筋が凍るような戦慄を覚える犯罪があります。特に金目当ての強盗殺人は、その動機の単純さに比較し、結果の重大性に情状酌量の余地はありません。いわゆる極刑しか選択の余地はない、と裁判所が判断するのも止むを得ないでしょう。 アメリカ中西部カンザス州ホルコムという田舎町が事件の舞台です。 カンザスは行ったことがありませんし、一生行かないだろうと思います。アメリカの地図を見ていただければわかりますが、大陸を […]

  • 2019年11月29日
  • 2019年11月29日

ティファニーで朝食を(映画)

Breakfast at Tiffany’sは、アメリカの小説家 Truman Capote が1958年にランダムハウスから出版し瞬く間に大ヒット作となった小説です。 一方、同名の映画は、1961年に Audrey Hepburn 主演でパラマウントにより映画化され、こちらも大ヒット作となりました。 あなたは映画の印象が強いでしょうか?それとも原作小説がお好きですか? 私はどちらも「 […]

  • 2019年11月29日
  • 2019年11月29日

原作は映画を上回っているか?

ティファニーで朝食を(小説) 「ティファニーで朝食を」というタイトルで、ほとんどの方はオードリー・ヘプバーンが主演した映画を思い浮かべるでしょう。原作の方は、日本人であればヘプバーンが表紙の龍口直太郎訳・新潮文庫を「映画を見てから読んだ」という方が主流派でしょう。私もそうでした。 2008年に村上春樹が新潮社から新訳本を出版しました。こちらの表紙はティファニーカラーの濃い水色に金色の縁取りがあるだ […]

  • 2019年9月6日
  • 2019年10月13日

ライ麦畑でつかまえて

J.D.サリンジャーの代表作で原題は The Catcher in the Rye、1951年にLittle, Brown and Companyから発表されました。日本語の翻訳は橋本福夫「危険な年齢」(ダヴィッド社、1952 )、野崎孝訳「ライ麦畑でつかまえて」(白水uブックス、1984)、村上春樹訳「キャッチャー・イン・ザ・ライ」(白水社、2003)とありますが、野崎訳と村上訳が歴史的な名訳と […]