- 2020年2月15日
- 2024年6月5日
サン・サーンスの白鳥
チェロの名曲、サン・サーンスの白鳥について語ります。「動物の謝肉祭」という組曲の、終曲のひとつ前で演奏されます。 名前のとおり、いろいろな動物が出る組曲で、あきません。子どもの鑑賞にもぴったりですね。 最初の曲は「序奏と獅子王の行進曲」です。獅子王というのがよくわかりませんが笑、2台のピアノ、ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで更新曲を演奏します。 これから楽しい時間が始まるよ、とい […]
チェロの名曲、サン・サーンスの白鳥について語ります。「動物の謝肉祭」という組曲の、終曲のひとつ前で演奏されます。 名前のとおり、いろいろな動物が出る組曲で、あきません。子どもの鑑賞にもぴったりですね。 最初の曲は「序奏と獅子王の行進曲」です。獅子王というのがよくわかりませんが笑、2台のピアノ、ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで更新曲を演奏します。 これから楽しい時間が始まるよ、とい […]
いよいよ第九の終楽章です。 オーケストラのチェロパートをステージで演奏していていつも思うのは、「ついに終楽章になっちゃった」という感慨です。 これまでに何回も練習を重ね、オーケストラの全体練習(トゥッティ(tutti)と言います)でアンサンブルを作り、指揮者の音楽を感じ取り、オーケストラ全体のサウンドを一つに合わせる努力をして来たのは、まさにこの終楽章で昇華させるためだったのかと思います。 私は音 […]
Adagio molto e cantabile という指定があります。 直訳すると、とてもゆっくりと、歌うように。 のだめカンタービレで有名になった「カンタービレ」です。 この曲はいわゆる緩徐楽章です。 木管楽器の導入部から、静かな田園風景、又はドイツの大河の水面の揺らめきを連想させます。 弦楽器が第1主題を奏でると、この曲の全体の印象が静寂にあると理解できます。 その後、第1ヴァイオリンではな […]
スケルツォという形式の楽曲です。 スケルツォとはイタリア語で、英語ではjoke(冗談)のことです。 と言っても別に笑わせようという意図はまったくなく、軽快で洒脱な印象の構成で、テンポも早く演奏されます。三拍子ですが、早い三拍子なのでむしろ一拍子のように聞こえます。 ベートーヴェンはこの主題をラ→(1オクターブ下の)ララ、レ→(1オクターブ下の)レレという旋律で表現しています。 この主題が提示される […]
ルードヴィッヒ・ヴァン・ベートーヴェンの交響曲第九番「合唱付き」のお話をしばらくしたいと思います。 今日は第1楽章について。 第九といえば最終楽章の圧倒的な勝利感が感動を呼びます。 第3楽章の静謐で瞑想的な旋律も、その後に4楽章があることを想定した上で成り立っているのでしょう。 しかし、ベートヴェンの最後の交響曲は、第1楽章からしっかり聴きましょう。 冒頭は通奏低音の6連譜で始まります。知らないか […]