• 2020年5月3日
  • 2022年5月4日

Kathia Buniatishvili(カティア・ブニアティシヴィリ)を聴く!

ドビュッシーの「月の光」を聴く機会が、なんとなく多くなりました。 多くの演奏者の中で、ジョージア出身のピアニスト、Kathia Buniatishvili(カティア・ブニアティシヴィリ)のピアノに惹かれます。 その美しい容姿について語られることの多い演奏家ですが、それはむしろ付随的なものです。私が感動するのは演奏そのものです。 ピアノという楽器の孤高な特色がよく表現されていると思います。 大きな手 […]

  • 2020年2月17日
  • 2024年6月5日

コル・ニドライ(ブルッフ)

マックス・ブルッフはドイツの作曲家です。 この曲はユダヤ教の旋律が採用されていますが、ブルッフ自身はプロテスタントです。 最初はニ短調の暗い印象で始まります。 チェロの1番弦の第一ポジションの4の指(小指)の位置に当たるD(レ)の音から始まります。と言っても普通は2の指(中指)で音を出しますけれど。 ポジショニング、つまり指使いとしては非常に単純なので、初心者でも演奏はできます。 ですから、案外こ […]

  • 2020年2月15日
  • 2024年6月5日

サン・サーンスの白鳥

チェロの名曲、サン・サーンスの白鳥について語ります。「動物の謝肉祭」という組曲の、終曲のひとつ前で演奏されます。 名前のとおり、いろいろな動物が出る組曲で、あきません。子どもの鑑賞にもぴったりですね。 最初の曲は「序奏と獅子王の行進曲」です。獅子王というのがよくわかりませんが笑、2台のピアノ、ヴァイオリン2本、ヴィオラ、チェロ、コントラバスで更新曲を演奏します。 これから楽しい時間が始まるよ、とい […]

  • 2020年2月5日
  • 2024年6月5日

第九を演奏しよう。終楽章はフロイデ!!

いよいよ第九の終楽章です。 オーケストラのチェロパートをステージで演奏していていつも思うのは、「ついに終楽章になっちゃった」という感慨です。 これまでに何回も練習を重ね、オーケストラの全体練習(トゥッティ(tutti)と言います)でアンサンブルを作り、指揮者の音楽を感じ取り、オーケストラ全体のサウンドを一つに合わせる努力をして来たのは、まさにこの終楽章で昇華させるためだったのかと思います。 私は音 […]

  • 2020年1月29日
  • 2024年6月5日

第九を演奏しよう。第3楽章はカンタービレ!!

Adagio molto e cantabile という指定があります。 直訳すると、とてもゆっくりと、歌うように。 のだめカンタービレで有名になった「カンタービレ」です。 この曲はいわゆる緩徐楽章です。 木管楽器の導入部から、静かな田園風景、又はドイツの大河の水面の揺らめきを連想させます。 弦楽器が第1主題を奏でると、この曲の全体の印象が静寂にあると理解できます。 その後、第1ヴァイオリンではな […]